本年も残すところわずかとなりました。
2023年は、皆さまにとってどんな1年でしたでしょうか。
今年最後のコラムでは、オランダの年末事情とDojwyの取り組みについてお話したいと思います。
オランダの年末事情
オランダ・ハーグでは、12月24日以降はお店というお店は閉まり、完全にホリデー状態に入ります。
1月2日から仕事始めの方も多いようなので、日本よりホリデーが前倒しになっていると捉えたらよいでしょうか。日本にいたら今頃は、仕事納め、大掃除、年末年始の準備に買い物と大忙しの大わらわな時間を過ごしていたはず。
長年培った日本の年末感覚が染みついた私には、オランダの年末は時間をもてあまし、なんだか落ち着きませんでした。
オランダのクリスマスマーケット
オランダは11月頃から各地域でクリスマスマーケットが開かれますが、多くのクリスマスマーケットは12月23日で終了します。
そんななか、年末まで開催されるクリスマスマーケットもいくつかあります。
オランダ南部のマーストリヒト近くにあるファルケンブルグという街の「洞窟のクリスマスマーケット」も年末まで開催されるマーケットの1つ。
「洞窟の~」という名称を友人から聞き、興味をもったので早速行ってみました。
ハーグからは車で230Kmほど、3時間弱の場所にありますが、暇すぎて日帰りでもどうってことありません。
洞窟のクリスマスマーケット
ファルケンブルグの街にはGemeentegrot、Fluweelengrot、Mergelrijkgrotの3か所に洞窟のマーケットはあるようですが、今回はファルケンブルグ城(Castle Valkenburg)の地下に位置しているFluweelengrot(フルヴェーレングロット、英名:ベルベットの洞窟)のクリスマスマーケットに行ってみました。
フルヴェーレングロットの洞窟は、かつてお城建設のための石切場として使用され、後には城内と外部を繋ぐ通路や隠れ場として機能していたそうです。
そんなロマンある洞窟でのクリスマスマーケット。
広くて長い洞窟には、あちこちにアーティスティックなクリスマスオブジェが飾られ、洞窟カフェやお菓子売り場もあり、ゆったりした空気が流れます。
Dojwy流、ゲーム・デ・マーケット
でも結局、ロマンと雰囲気にうっとりするのは私だけ。
一緒に行った子どもたちはどこも同じような内容のクリスマスマーケットに飽き飽きな状態です。
さて、ここからがDojwyらしいクリスマスマーケットの楽しみ方。
こんな時にはクリスマスマーケットでゲーム開始です。
お題カードを全クリしたら“お宝“ゲットのゲームです。
子どもたちが苦手な英単語と構文をふんだんに使って、マーケットの方々とコミュニケーションをとらずにはクリアできないお題ばかり用意しました。
普段なら嫌がることでも、お宝がかかると子どもたちは目の色変えて取り組みます。
お宝大事ですね。
クリスマスマーケットと一切関係ない内容がラストでお恥ずかしいですが、私個人的には、年末に「チャレンジする子どもたち」を見られたのはうれしいことでした。
Dojwyの取り組み
Dojwyでは、楽しみながら自己理解を深め、行動にうつせるようお手伝いをしています。
ゲームはその手段として非常に有効で、大きな力を秘めていると感じています。
現在、Dojwyではアナログゲームを通じて自己成長を促す新しいコンテンツを制作しています。
市販のボードゲームやオリジナルのシートを活用し、楽しみながら自己成長を促すコンテンツに仕上げられるよう研究を重ねております。
来年の春には新しいコンテンツを皆さまにお届けできるよう、鋭意努力して参りますのでどうぞお楽しみに!
年末のご挨拶
本年もDojwyを支えてくださった皆さまに心から感謝申し上げます。
2024年が、皆さまにとって更に幸福あふれる年となりますことを心よりお祈り申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。